個人的な趣味のきろく

top

観た/読んだ

今日は作業しながらOVAの『沈黙の艦隊』を観てました。

原作未読。潜水艦というか艦隊戦については艦これですこし齧った程度の知識しかないです。笑
実写版の映画がこんどあるということで予習も兼ねて観てました。かわぐち作品はジパングのアニメ版と、空母いぶきの原作初期のほうを読んだことある程度。

あらすじ読んでどういうこと?と思ったんですが潜水艦を国家とする切り口がすごく面白いですよね…。海江田のカリスマ性というか大胆さが魅力的に感じました。首相との会談のシーンすごく良かった。
観終えたあとで実写版のキャストを見に行ったら深町が玉木宏さんでびっくりしたし速水が水川あさみさんで女性になっててさらにびっくりした…。たしかにカワイイ子がいると思って観てたけど女体化するとは……。close


観たいアニメが尽きてきたけど作業中は映像を流してるのが一番集中できるのでちょっと困ってます。
なにかおすすめのアニメありましたらメールフォームなどで教えていただけると助かります!バンダイチャンネルで観れる作品だと嬉しいです(視聴するとエンブレムがもらえるのがたのしみ)

観た/読んだ

ちまちま観ていた『ママは小学4年生』(アニメ)観終わりました。
1992年のアニメらしい。最初から最後までちゃんと観たのは初めてかも。

15年後の未来から赤ちゃん、みらいちゃんがタイムスリップしてきて、4年生の主人公なつみちゃんが育てるというハートフルな少女向けアニメなんですけど、作ってるところがロボットアニメがお得意のサンライズだしOPの絵コンテがガンダムの富野由悠季氏だったりしてちょっと異色の作品だなと思います。設定もかなり異色か。OPのなつみの成長過程が見られるスクロールのカットがすごく好き。

内容は30年前の常識やジェンダー観が受け入れられなくて今見るとキツイなと感じる部分もすごくあったんですが、なつみちゃんの幼い母性が感じられるエピソードや大介くんの家族の話などはとても良かったな……。
あとなつみと同居している漫画家志望のいづみ叔母さん。叔母さんと母(なつみのおばあちゃん)の話もすごく良かった。叔母さんは当時の「女性はこうあるべき」という姿とずっと戦っていたように思います……。普段の物言いや描いてる漫画の作風がバイオレンスなぶん叔母さんのやさしさが感じられる描写にはすぐ泣いてしまった。

それから小学生同士の淡い恋愛もかわいかったです。なつみちゃんには15年後にみらいちゃんという子供がいるんだから当然みらいちゃんの父親、つまりなつみちゃんの結婚相手は誰?みたいな話にもなるんですが、なつみちゃんに恋する男はそんなの心中穏やかじゃねぇわよね。そのことで本気で悩むマリオがかわいかったな…明るくて気立のいい男だよマリオは…。でもいざという時頼りになるのは大介なんだな…大介まじこいつ…普段はクソガキなのに……

いろいろとメンタルを削られる描写もありましたが(小学生がワンオペ育児をしている過酷さ…)(子供が保護者の監督不行で事件や事故に遭うのが未遂も含めてつらい…)トータルでは面白かったし観てよかったです。小学生同士の恋愛はかわいくて良いな☺️close

観た/読んだ

今週は『灰羽連盟』というアニメを観ていました。
ヤマトくんの声を担当されている村井かずささんが出演されていると聞いて…

灰羽と呼ばれる天使のような羽や輪っかをもつ子供たちがおだやかに暮らしている、緩やかに管理されたディストピアのような印象のお話でした。ちょっと悲しい展開もあるけれど鬱というよりは変化を静かに受け止めて乗り越えてゆくような…前向きさがあって、抽象的な感想になってしまいましたが私は観ていてとても癒されました。
主役の広橋涼さんのやわらかいお声の演技もすごく良かったな。ラッカちゃんかわいかったです。

かずささんが演じるネムというキャラは灰羽たちのなかでも年長者で、キャラデザもお声の演技も派手ではない感じのお姉さんでした。
当然少年で感情をかなり出すタイプのヤマトくんみは薄いのですが、落ち着いた演技とお声がすてきでした。レキとの関係性も良かったな…

まぁヤマトくんみも何も、彼のセリフって2種類しかないんですけどね…(だからこうしてかずささん出演作からヤマトくんみを探している)
close

観た/読んだ

『爆走兄弟レッツ&ゴーMAX』を観終わりました。
本当に面白かった。1週間くらいで観てしまった…。感情を揺さぶられまくって号泣しました。助けて欲しい。
以下感想です(長い)(マジで長い)

爆走兄弟レッツ&ゴーシリーズ、前2作から主人公が代わっての3作目。
正直な気持ちを話すと視聴前は不安でした。2作目のWGPがメチャメチャ作品としての完成度が高く、自分自身今まで観たアニメの中でも最上位にランキングするくらい気に入っていたことと、ファンからの評価が前2作と比べると少し割れているのを知っていたので。

確かに観始めてみると最初からバトル主体の暗い雰囲気で毛色が違うなと早い段階で思いました。比較するのも何ですが良作アニメメダロットの続編の『メダロット魂』を思い出したりもしました。前作の雰囲気を変えたヘビーな続編という意味でも。(メダロット魂私は好きです)
でも烈矢がボルゾイスクールを辞めたあたりからかな、雰囲気が一気に和んだと思うんですよね。烈矢が当初のクールなキャラと打って変わって天然大食いの萌えキャラと化すのもそうなんだけど、バトルを否定しないでも「自分の走り」を見つけ始めていく感じが良かったです。レツゴで大切なのは勝ち負けよりも何よりも「自分の走り」なので(無印からの流れ)
草薙兄弟と戦うときのマリナと烈矢のタッグやその後の豪樹兄貴とのコンビネーションも好き。この辺りから私の中でキャラ萌えのスイッチが入り出しました。
そして中盤の名古屋大阪九州〜サマーレース〜ボルゾイオープン2のあたりで完全に好きな作品になりました。ボルゾイオープン2すごく面白かった。今まで出会ったライバルたちの力を合わせて豪樹くんを送り出す感じがとても少年漫画でね…展開も熱くて良かったです。

そして、レツゴMAXといえばやはり大神マリナなのではないかなと思います。ライバル兼ヒロインという物語中大きなウェイトを占めるキャラクター。作中では誰も彼女の容姿について触れないけどビジュアル的にも魅力的だと思います。私も好き。
彼女の信念はずっと「父・大神博士の力を示すこと」で変わらないんだけど、当初は父のカタキくらいの勢いでボルゾイレーサーに向けていた矛先を、父本人に再会したことで父がライバル視する一文字博士と兄弟に向けられるようになったのがすごく悲しかった。
最初から「仲良しの友達」というキャラではなかったけれど、豪樹くんたちとの交流の中で態度も軟化してきて、いつもの仲間の1人という立ち位置からの終盤の敵対だったので……。彼女は一文字兄弟の「ライバル」なんだなと思わされましたね……。それと同時にやはり「ヒロイン」でもあるから父の呪縛から兄弟によって救われて欲しいと思ったり。やはり物語における要素が大きくて描写も濃かったので感情移入してしまいました。MAXお気に入りのキャラのひとりです。

ちまちま書いてると長くなっちゃうな(もう手遅れ)最終盤のネロくんとの戦いなのですが、50話51話…この2話がもうものすごくよかった。

まず50話のマリナの覚醒。
50話に至るまでにいろんなキャラが彼らなりに「ミニ四駆が好きだから」という理念のもと行動しているのがとても良くて。ミニ四駆が好きだからバトルではない楽しみを見つけて欲しいとマリナを諭して豪樹くんたちに想いを託し散ってゆく竜平くんと左京さまも、ミニ四駆が本当に好きになったからこそ本気で勝ちに行きたいマリナ(と草薙兄弟)も全部のキャラの行動が良かったですね…良かったしか言ってねえけど。
そんなマリナの単純な走りのみで一文字兄弟と競り合い、バトル抜きで大神のマシンの力を引き出すという大正解みたいな立ち回り…。このシーン本当に熱かったです。こんなレースが見たかったと感極まるファイターの実況もまた良いんだ。
そして、自分の走りを見つけたマリナを認める大神。無印では自分のマシンに手を加えられることを嫌っていた大神がマリナが育てたフェニックススティンガーを認めたっていう…無印であやふやに終わった大神の改心を描いたのもすごく良かったです。

最終話の51話なんですけど、ごめんこれラストのゴールが良すぎてですね…ラストのゴールが良すぎた以外の語彙を失いました。マジで良すぎ。
ブレイジングマックスとナックルブレイカーの背中を押してあげるように現れる壊れたはずのマックスブレイカーとシャドウブレイカーの幻。最高。
MAXだけじゃないんですがレツゴってマシンの乗り換えがすごく丁寧で、大抵ひどく壊れて修復不可能になったマシンの後継機として高性能の新マシンが作られるんだけど彼ら、速いからってホイホイ新マシンに乗り換えないんですよね。壊れた愛機がものすごく大切だから。この辺も「勝ち負けよりも大切なもの」とか「自分の走り」に関係する要素だと思ってレツゴの好きなところなんですが。

ミニ四駆だから意志を持ってるわけでも喋るわけでもないのに日々手を加えて大切にしてる相棒だからこそ、いずれのマシンの乗り換え回は毎回一筋縄ではいかない。MAXでも烈矢のシャドウブレイカー大破からのナックルブレイカー乗り換え回で泣きました。どちらも烈矢にとっては父との絆のようなマシンだし。
そんな熱い想いで乗り換えたはずの初期マシンが!ラスボスとの戦いで!最後の最後に!ゴールの手前で背中を押してくれる!!!オタクの大好物じゃないか!!!本当に最高でした。
このゴールを見られただけでもレツゴMAXを観た甲斐があったんだと。本当に良い演出。

ゴールした後差をつけたラスボスのはずのネロくんを豪樹くんも烈矢も完全に無視してお互いどちらが先にゴールしたのかということしか頭に無いのも良いですよね。バトルの力を見せつけてきたネロくんのディオマースを完全に速さで圧倒して気にも留めない兄弟。これ以上ないバトルの否定だと思う。最初から同じ土俵じゃなかったんだと。
ちょっと冷たいけど誰のこともライバルとは思ってなかった傲慢なネロくんの末路としてはキレイなんじゃないだろうか。誰のことも見てなかったから自分のことも見てもらえなかった。上ばかり見ていた彼も負けを経験したことで周りを見ることができたっていう…。傲慢さが破壊を招くってバベルの塔のモチーフ的にも合っているしね。
それにしてもこのシーンひとしも良いんだよ߹~߹ひとし、サマーレースといい地味ながらこのアニメに必要不可欠な良き凡人枠ですよね。ひとしがいてくれて本当によかった。完走するって素晴らしいことだ。母ちゃんかわいい。

しばらくラストレースのゴールのシーンを思い出して感動できるくらいには感情を揺さぶられました。観てよかった。最高の瞬間をありがとう爆走兄弟レッツ&ゴーMAX。
close


無印、WGP、 MAXと3作全てで切り口が違うので飽きずに観ることができたどころか、3作とも心に残る作品となりました。出逢えてよかったです。もうしばらく余韻に浸ろう。

#レツゴ

観た/読んだ

ちまちま観進めている『爆走兄弟レッツ&ゴーWGP』もあと残すところ3話となりました。なんだか観終わるのがもったいなくて残り3話は1日1話ずつ観ようと思っております。

今日(10/24)は49話の『勝者の条件!』を観ました。

ファンの間でも名作と名高い回というのは知っていたけど予想よりずっと熱いレースでしたね!勝ち負けよりも自分の矜持を優先する藤吉くんに、落ち着けハマーD、そして無敗のミハエルVS復活の烈兄貴、ラストを飾るのはバトルを捨ててただ純粋に勝ちを求めて大逆転するカルロ〜!ぜんぶが熱かったです。
2回観たんですけどまだ興奮しててTwitterではうるさくしてしまいました。なんのためにここがあるのか思い出したのでここでぽつぽつ打っております。
私は烈兄貴が好きなので、リーダーとしての気負いと劣等感を乗り越えてレースの楽しみを思い出した兄貴が、楽しさなど感じることなく勝つのが当たり前のレースをしているミハエルを下したのはグッときてしまいましたね…。ミハエルはミハエルで別腹ですきなのですが。あと2話残っているし、負けを経験したミハエルの今後も気になります。
あとはやはり今回の主役はカルロ!かっこよかったなぁ!
最後のソニックとの競り合いでディオスパーダが減速したのは今までのレースで学習したアディオダンツァしかけるためで、それを単純なレースでの勝ちを優先させたカルロの意志をGPチップが認識してラストの加速につながったみたいな解説を読んで唸ってしまった。良きレース運びだったな…。close


40話くらいからずっと毎回面白い…それまでもすごく良かったけど。
私がアイゼンヴォルフ…ミハシュミエリに抱く感情、美少女(概念)と脇を固めるタイプの違う男2人の3人組が好きという気持ちっぽい。メダのスクリューズとか風花紅花のエデヒューフェルみたいな…
スクリューズとエデヒューフェルは私の中で同カテゴリなんですか?

#レツゴ

観た/読んだ

新装版 メダロット コイシマル編/ほるまりん
20220227231153-admin.jpeg

ついに読んだ(2/27)
面白かったのであとでちゃんと感想書く

感想書いた!(3/11追記)

コイシマル編のメダロット5とG
悪の組織と戦ったり、メダロットの起源や人間との共存という壮大なテーマを掲げたイッキ編とは打って変わって、コイシマル編は転校生のコイシマルくんが小学校のメダロット部でお友達をたくさん作っていく日常モノのような作品だった。
スケールダウン感は否めないけれど、"メダロットとはこういうもの"という世界観をヒカル編、イッキ編で説明してくれたからこそ「メダロットがいる世界の日常」という形でコイシマル編が描けたのではないかなと思う。
部活という背景があるからかロボトルがスポーツみたいに描写されてるのも好き。バトルシーンの描き方も前作までよりページを割かれてる気がして、わかりやすく描かれているな〜と思った。ゲームにある充填・放熱の要素が取り入れられていてその分戦闘のテンポが悪いと感じる人もいるみたいだけど私はあんまり気にならなかったかな。
最初はひとりぼっちでつまらなそうにしていたコイシマルくんがメダロットを通じて部員や村民と知り合い、最終的にはお友達がたくさんできたのは素直に微笑ましかった。

コイシマル編で徹底しているなと思ったのはメダロットは人間のパートナーだということ。オバケちゃんたちは違うけどコイシマル編ではメダロットが単独で行動してるというのは少なくて、必ず誰かの所有物(言い方がよくないな)として出てきている印象だった。
そしてこれは漫画版全編に共通してることだけど、みんなちゃんと機体名ではなく個別の名前を与えられているのがとても良いよね。メタルビートル(機体名)のメタビー然りクロトジル(機体名)のオメダ然り。コイシマル編は一人で複数とメダロットを操る人も出てくるけど、みんなそれぞれに同じ機体でも別の名前つけてるところに愛を感じる。
メダロットが人々に愛されている友達というのがよくわかる描写だなと思います。

そしてコイシマル編の本題。
「メダロットがいる日常」と「メダロットは人間の友達」というやさしい世界で暗躍する、アラクネイトちゃんとパートナーのメダロット・ハードネステンによって突きつけられる「メダロットと人間の寿命の差」という問題。
メダロットがいるのが日常であり、メダロットは友人だからこそ響いてくる問いかけなんじゃないかなと思う。

イトちゃんの願いはマザーメダロットにお願いして自分の心をコピーしたメダロットを作ってもらい、ハードネステンと共に長生きすること。
鋼のボディのメダロットと生身の人間の寿命は当たり前に違う。主人を亡くしたメダロットはヒカル編のロクショウや、(主人を亡くしたと言うと厳密には違うけど)廃校になった小学校で授業を続けるセキゾーのように本編に関わってきたメダロットもいたけれど、どのメダロットもどうにもならない悲しみを抱えていたんですよね。
パートナーを大事に思うイトちゃんは自分の死後ハードネステンをひとりぼっちにしたくないの一心で自分のコピーを作ることを望むわけですが……。この世界観でもイトの考えはかなり特殊なようでコイシマルくんたちにはあまり受け入れてもらえなかったようです。

まぁそれはそうなんよ。自分のコピーを作ったとしてそれはイトちゃんが長生きしたと言えるのか?とか、あまりにパートナーのメダロットのことしか考えてなさすぎるでは?とか、30歳で自分の死後のこと考えるか?とか…メダロットと人間の寿命の差はこの世界では深刻なテーマではあるけれどイトが願う方法は寄り添い方としてそれはどうなんだ?と思ってしまうんですよね。

ここで興味深いのがイトがマザーと対峙するシーンでハードネステンが「私の願いを叶えて」と言うこと。イトのコピーはハードネステンが望んだことなんだ……という事実がね……。

話は変わりますがコイシマル編ではたっくんというメダロットが出てきます。
コーマドッグという機体で、コイシマル編の17年前にあたるヒカル編と同世代のかなりの旧式。
コイシマルがバス停で見かけたメダロットで、主人は近くに見当たらず迷子の様子…。なのですが、たっくんは恐らく主人を亡くしたか捨てられた野良メダロットなんだろうな。
同じ場面で老犬と飼い主が出てきて、いずれ来るお迎えのときを覚悟しているという話もするので多分たっくんは前者なのでは…と私は思っている。
犬や猫などのペットならば人間との寿命の差は明らかなので、きっと飼い主の皆さんは別れを覚悟しながら彼らを迎えるんだろう。でもメダロットと人間の場合はどうなのか。自分よりずっと早く逝ってしまう主人との別れを覚悟しながら人間と共に過ごすメダロットはいるのだろうか。いずれパートナーを残していくことを考えながらメダロットを購入する人間はいるのだろうか。
ずっとバス停から動かないたっくんを見ているとなんとも言えない気持ちになる。

最初のほうでコイシマルくんはメダロットを通じて友達をたくさん作ったと書きながら思ったけど、逆にイトは親しい関係性を持つ人間がいないんだよね。
例えば、自分の死後ハードネステンをひとりぼっちにしてしまうのなら子どもに託すとか…自分の血のつながった子どもじゃなくてもパートナーを大事にしてくれる後継者に譲渡するとか…自分が寄り添うほかにも孤独を防ぐ方法はいろいろあると思うんだけど、イトちゃんはあまりにメダロットのパートナーへの想い一辺倒で人間社会との関わりを絶っているように思えてならない。
人間社会で嫌なことがあったのかな?とすら邪推してしまうほどイトはメダロットのハードネステンと共に過ごすことしか考えてないんだよね。
友達をたくさん作ったコイシマルくんと人間関係0のイトちゃんは対照的に描かれている…というか何をどうしても分かり合えなそうな。コイシマルとイトは作中で一番遠い位置にいるふたりという気がする。

賢いイトはいずれ来る別れをハードネステンに話したんだろうな。イトと共に在りたいハードネステンはイトの長寿を願い、人間社会に嫌気が差している(たぶん)イトはそれを喜んで受け入れ、自分のコピーを作るという考えに至ったとか…そんなことを考えてしまうなあ……。ゲームの方でこの辺詳しく描かれているんだろうか?漫画版のふたりの結末はかなり悲しいものだったけど、それこそメダロットが取り替えの効く鋼のボディを持つが故の希望もあるんですよね。メダルが無事ならね…きっと無事だよね…でないと悲しすぎるよ……。

イトの問いかけはこれが正解だという答えはないんだと思う。人間とメダロットの両者が話し合って納得できる方法に落ち着けるしかないだろうし、それは各々の人間とメダロットの関係性によって変わってくる三者三様のものだろうし。若さゆえか、まだ答えが出ないが今がとりあえず楽しいというコイシマルくんのきもちも大切な意見の一つですね。

今作もヒカル編イッキ編と同じくらい深く考えさせられました。感想どう書いたらいいか悩んでしまった。
とにかく私はコイシマルくんと仲間たちとすすたけ村が好きになってしまったので、ゲームの5とGも遊んでみようと思います。楽しみ!
close


全然感想では触れてないけどキャラクターはヤマトくんとヒコオくんが好きかな。
ヤマトくんとにかくお顔がかわいい。美少年。かわいい。おめめとおくちがかわいいよね。
ヒコオくんはあの小さい村で「村長の息子」と「外国人の母」という否が応でも目立つ要素を与えられまくってよくまっすぐ育ったなと…メダロットのライバルキャラは爽やか光属性坊ちゃんばかりだけどみんな私好みで困っちゃうな。ゲームで戦うのが楽しみだ。

#メダロット #[メダロット5]

観た/読んだ

20220308220530-admin.jpeg
メダロット5の紙の本のコミックスも買いました。
ゲームやるまでヤマトくんが学級委員長ってわからなかったけどコミックスの人物紹介に書いてあるのね。
それにしてもヤマトくんがメダロット部部長のとき辞めた部員ってサキちゃんやアッちゃんたちじゃないのか?でも「みんな辞めちゃった」って言ってるから一人二人じゃ無い気がするけどその辺ゲームやればわかるかな?

2019年:電子書籍が無いので読めない
先々週:2年前に電子化されてたので読む
今日:紙の本で読みたいのでコミックス買った
という意味わかんないムーブしてますがそれほど面白かったんだコイシマル編
Gのコミックスも集めよう。完全に食わず嫌いでしたコイシマル編。好きです。

#メダロット #[メダロット5]

観た/読んだ

メダロットの漫画版を最近読んでました。
メダロット2の舞台は2022年でなんと今年なんですよね!

私が初めて漫画版メダロットを読んだのは3DSのメダロットクラシックコレクションが発売された頃、2019年くらいだったと思うんですがその頃は電子書籍だとボンボンコミックス版しか販売していなくて。
そのラインナップになぜか5とGは含まれていなかったのでコイシマル編だけ読んでなかったんですよね。
新装版の電子版にはコイシマル編もあるので読みたいなと思い1〜4のヒカル編とイッキ編を再読していました。

20220225003515-admin.jpeg
メダロット/ほるまりん

ヒカル編
1巻目はかなり荒削りで漫画もわかりにくいなという印象だったんですが2巻目以降はほるま先生の持ち味の「静」の美とでも言うんでしょうか…止め絵のかっこよさが光るシーンが増えてきました。小林にボディを貸したロクショウが敵をぶった斬るシーンや大破したメタビーのカットがすごく迫力がありました。
お話のほうもメダロットが地球外から来た存在であることを匂わせていたり、生き物の生死を人間の手で操作することの良し悪しについて触れていて考えさせられる内容。
終盤のシーン、瓦礫から自分を兵器としてしか扱わなかったタイヨウを庇うビーストマスターが良すぎでした。
どんなメダロットにもちゃんと心があると思わせる良いシーンです…
close


202202250051292-admin.jpeg
メダロット2/ほるまりん

前作から作中で10年近く月日が流れ主人公がイッキ君にバトンタッチしました。
2ではメダロットに自我を持たせることをよしとしない悪の科学者Dr.ヘベレケがメダロット博士に投げかけた言葉がどれも印象的。
ヘベレケはメダロットに自我を持たせることにより、彼らが人間に背き敵対する可能性を指摘します。メダロットは人類の友であると考えるメダロット博士はメダロットを信じると言い返しますが、ヘベレケはそれは驕りだと言い切ってしまう。
ヘベレケの主張を否定できなかったメダロット博士はヘベレケの野望を砕いた後も心にわだかまりを抱えていたけど、イッキとメタビーが手を繋いでいるのを見て人間とメダロットの在り方に希望を見出す…という終わり方がすごく良い。
ヘベレケのほうでもあえてラストというメダロットに心を持たせて育てていたりして、まだメダロットの自我や心の可能性を信じていたのかなと思います。ヘベレケを父と慕うラストくんもすごくかわいいんだよな。
close


20220225005129-admin.jpeg
メダロット3/ほるまりん

3というゲームと同じナンバリングがついていますがここからはまったくの漫画版のオリジナルストーリー。
漫画版のオリジナルキャラ・タマオ=ピルバーレンくんとその愛機ドークスのエレクトロンがストーリーの中心に。このタマオくんの心の成長が丁寧に描かれているんですよね。
登場したばかりの頃は負けると泣きわめいていたけれどイッキと対等に渡り合うため紆余曲折しながら成長し、ルールを遵守するようになり、最終的には兵器化されてしまった父の開発を同じく父が生み出したエレクトロンで倒すことで「兵器開発者ではなくメダロット技師」としての父の名誉を守るという…このシーン、タマオくんに発破をかけるラストくんもめちゃくちゃ良いんだ…。君もお父さん大好きだものな。

ストーリー的には前後しますが漫画版3といえばブラックビートルと帰化生物のエピソード。
元々の生態系を荒らす外来種を心を痛めながらも殺し続けるブラックビートルと、どんな理由であれ命を奪うことは許せないメタビーの対比。
この両者の主張、どちらも正しいしどちらも肯定できない難しい問題だと私は思います。
作中でも最終的な判断は読者に委ねる形で終わりますが、この辺の正義が悪か白黒つけないバランス感覚がすごいな…
close


202202250051291-admin.jpeg
メダロット4/ほるまりん

イッキ編の完結編。
3の終盤でメダロット(の頭脳にあたるメダル)が地球外からやってきた存在であることが明かされ、4ではメダロットたちの母なる存在・マザーとイッキ&メタビーコンビの対話が主軸になっています。

大昔に宇宙のどこかから地球に降りたマザーは元からある地球の生態系を乱すことを良しとせず、生物のことわりから離れて、殖えることはせず眠りにつくことを選びました。彼ら(メダル)をたまたまメダロット博士のような人間たちが発見して、起動に困難していた自律機動ロボットの頭脳に利用したことがメダロットの起源です。こう書くとメチャクチャだし2でのヘベレケの指摘は尤もなんですよね…。意図せず宇宙人を勝手に商品化して子供のおもちゃにしてしまったわけですから。

こうしてマザーの意思とは別に人間の手により殖えてしまったメダロットたちにマザーは再び眠りにつくよう伝えます。でも今はもう人間のよきパートナーであるメダロットを人間の方が手放したくありません。

宇宙のどこかから飛来したマザーは複数存在し、すべてが地球に降りたわけではありませんでした。月に降りたマザーは地球のマザーのように眠りを望まず、生物の本能のまま殖えることを望みます。メダロットが普及した世の中にとって月のマザーの望みはありがたいことのように見えますが、それはとどのつまり元の生態系を破壊する侵略に他ならないのです。ここにきて3のブラックビートルと帰化生物の話が活きてくるという…!

メダロットたちを眠らせたい地球のマザー
メダロットたちを殖やし侵略者となる月のマザー
地球のマザーに従えば友人であるメダロットたちと別れなければならない
月のマザーに従えば地球は蹂躙されることになる
かと言って月のマザーに背いて攻撃しても、"生物の縄張り争い"になってしまい、生物的な本能を肯定する月のマザーの思惑通りになってしまう。

イッキとメタビーは動き出す月のマザーへの対応を迫られますが、彼らが悩んだ末に出した答えは「何もしない」でした。
自分と異なる存在を排除も攻撃もせず、ただそこにあるものとして認めて「何もしない」という選択。ここではメダロットを受け入れて共存していこうという提案にもとれます。
なかなか実際に実行はできないけれどこの何もしないという選択は多様性の在り方としてある種の正解なのでは?という気がします。
実際に攻撃してくる相手を前に「何もしない」では蹂躙されるだけだよね…とも思ってしまいますが。難しいはなし。

そうして出したイッキとメタビーの思いを砕くような展開も含めてたくさん考えさせられるストーリーでした。
うまく説明できなくて冗長になるかなと削ったのですがイサナガミとメタビーの語らいもすごく良いですよね。
イッキのメタビーはヒカルのメタビーにはなかった幼い子のような無垢なかわいさがある気がします。
close


内容が内容なので私の感想もフワッとしたものになってしまった。ゲームのほうも3は環境問題、4はロボット3原則について論じられていてこちらもヘビーな内容で私は好きでした。
コイシマル編は他種族との寿命の差が論点になっていると聞きます。どう料理されてるのか〜楽しみ〜

#メダロット

■tag:

■category:

■search:

  • 投稿年月:
  • #タグ:
  • カテゴリ: