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2022/11/20(Sun)
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『爆走兄弟レッツ&ゴーMAX』を観終わりました。
本当に面白かった。1週間くらいで観てしまった…。感情を揺さぶられまくって号泣しました。助けて欲しい。
以下感想です(長い)(マジで長い)
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爆走兄弟レッツ&ゴーシリーズ、前2作から主人公が代わっての3作目。
正直な気持ちを話すと視聴前は不安でした。2作目のWGPがメチャメチャ作品としての完成度が高く、自分自身今まで観たアニメの中でも最上位にランキングするくらい気に入っていたことと、ファンからの評価が前2作と比べると少し割れているのを知っていたので。
確かに観始めてみると最初からバトル主体の暗い雰囲気で毛色が違うなと早い段階で思いました。比較するのも何ですが良作アニメメダロットの続編の『メダロット魂』を思い出したりもしました。前作の雰囲気を変えたヘビーな続編という意味でも。(メダロット魂私は好きです)
でも烈矢がボルゾイスクールを辞めたあたりからかな、雰囲気が一気に和んだと思うんですよね。烈矢が当初のクールなキャラと打って変わって天然大食いの萌えキャラと化すのもそうなんだけど、バトルを否定しないでも「自分の走り」を見つけ始めていく感じが良かったです。レツゴで大切なのは勝ち負けよりも何よりも「自分の走り」なので(無印からの流れ)
草薙兄弟と戦うときのマリナと烈矢のタッグやその後の豪樹兄貴とのコンビネーションも好き。この辺りから私の中でキャラ萌えのスイッチが入り出しました。
そして中盤の名古屋大阪九州〜サマーレース〜ボルゾイオープン2のあたりで完全に好きな作品になりました。ボルゾイオープン2すごく面白かった。今まで出会ったライバルたちの力を合わせて豪樹くんを送り出す感じがとても少年漫画でね…展開も熱くて良かったです。
そして、レツゴMAXといえばやはり大神マリナなのではないかなと思います。ライバル兼ヒロインという物語中大きなウェイトを占めるキャラクター。作中では誰も彼女の容姿について触れないけどビジュアル的にも魅力的だと思います。私も好き。
彼女の信念はずっと「父・大神博士の力を示すこと」で変わらないんだけど、当初は父のカタキくらいの勢いでボルゾイレーサーに向けていた矛先を、父本人に再会したことで父がライバル視する一文字博士と兄弟に向けられるようになったのがすごく悲しかった。
最初から「仲良しの友達」というキャラではなかったけれど、豪樹くんたちとの交流の中で態度も軟化してきて、いつもの仲間の1人という立ち位置からの終盤の敵対だったので……。彼女は一文字兄弟の「ライバル」なんだなと思わされましたね……。それと同時にやはり「ヒロイン」でもあるから父の呪縛から兄弟によって救われて欲しいと思ったり。やはり物語における要素が大きくて描写も濃かったので感情移入してしまいました。MAXお気に入りのキャラのひとりです。
ちまちま書いてると長くなっちゃうな(もう手遅れ)最終盤のネロくんとの戦いなのですが、50話51話…この2話がもうものすごくよかった。
まず50話のマリナの覚醒。
50話に至るまでにいろんなキャラが彼らなりに「ミニ四駆が好きだから」という理念のもと行動しているのがとても良くて。ミニ四駆が好きだからバトルではない楽しみを見つけて欲しいとマリナを諭して豪樹くんたちに想いを託し散ってゆく竜平くんと左京さまも、ミニ四駆が本当に好きになったからこそ本気で勝ちに行きたいマリナ(と草薙兄弟)も全部のキャラの行動が良かったですね…良かったしか言ってねえけど。
そんなマリナの単純な走りのみで一文字兄弟と競り合い、バトル抜きで大神のマシンの力を引き出すという大正解みたいな立ち回り…。このシーン本当に熱かったです。こんなレースが見たかったと感極まるファイターの実況もまた良いんだ。
そして、自分の走りを見つけたマリナを認める大神。無印では自分のマシンに手を加えられることを嫌っていた大神がマリナが育てたフェニックススティンガーを認めたっていう…無印であやふやに終わった大神の改心を描いたのもすごく良かったです。
最終話の51話なんですけど、ごめんこれラストのゴールが良すぎてですね…ラストのゴールが良すぎた以外の語彙を失いました。マジで良すぎ。
ブレイジングマックスとナックルブレイカーの背中を押してあげるように現れる壊れたはずのマックスブレイカーとシャドウブレイカーの幻。最高。
MAXだけじゃないんですがレツゴってマシンの乗り換えがすごく丁寧で、大抵ひどく壊れて修復不可能になったマシンの後継機として高性能の新マシンが作られるんだけど彼ら、速いからってホイホイ新マシンに乗り換えないんですよね。壊れた愛機がものすごく大切だから。この辺も「勝ち負けよりも大切なもの」とか「自分の走り」に関係する要素だと思ってレツゴの好きなところなんですが。
ミニ四駆だから意志を持ってるわけでも喋るわけでもないのに日々手を加えて大切にしてる相棒だからこそ、いずれのマシンの乗り換え回は毎回一筋縄ではいかない。MAXでも烈矢のシャドウブレイカー大破からのナックルブレイカー乗り換え回で泣きました。どちらも烈矢にとっては父との絆のようなマシンだし。
そんな熱い想いで乗り換えたはずの初期マシンが!ラスボスとの戦いで!最後の最後に!ゴールの手前で背中を押してくれる!!!オタクの大好物じゃないか!!!本当に最高でした。
このゴールを見られただけでもレツゴMAXを観た甲斐があったんだと。本当に良い演出。
ゴールした後差をつけたラスボスのはずのネロくんを豪樹くんも烈矢も完全に無視してお互いどちらが先にゴールしたのかということしか頭に無いのも良いですよね。バトルの力を見せつけてきたネロくんのディオマースを完全に速さで圧倒して気にも留めない兄弟。これ以上ないバトルの否定だと思う。最初から同じ土俵じゃなかったんだと。
ちょっと冷たいけど誰のこともライバルとは思ってなかった傲慢なネロくんの末路としてはキレイなんじゃないだろうか。誰のことも見てなかったから自分のことも見てもらえなかった。上ばかり見ていた彼も負けを経験したことで周りを見ることができたっていう…。傲慢さが破壊を招くってバベルの塔のモチーフ的にも合っているしね。
それにしてもこのシーンひとしも良いんだよ߹~߹ひとし、サマーレースといい地味ながらこのアニメに必要不可欠な良き凡人枠ですよね。ひとしがいてくれて本当によかった。完走するって素晴らしいことだ。母ちゃんかわいい。
しばらくラストレースのゴールのシーンを思い出して感動できるくらいには感情を揺さぶられました。観てよかった。最高の瞬間をありがとう爆走兄弟レッツ&ゴーMAX。
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無印、WGP、 MAXと3作全てで切り口が違うので飽きずに観ることができたどころか、3作とも心に残る作品となりました。出逢えてよかったです。もうしばらく余韻に浸ろう。
#レツゴ
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本当に面白かった。1週間くらいで観てしまった…。感情を揺さぶられまくって号泣しました。助けて欲しい。
以下感想です(長い)(マジで長い)
爆走兄弟レッツ&ゴーシリーズ、前2作から主人公が代わっての3作目。
正直な気持ちを話すと視聴前は不安でした。2作目のWGPがメチャメチャ作品としての完成度が高く、自分自身今まで観たアニメの中でも最上位にランキングするくらい気に入っていたことと、ファンからの評価が前2作と比べると少し割れているのを知っていたので。
確かに観始めてみると最初からバトル主体の暗い雰囲気で毛色が違うなと早い段階で思いました。比較するのも何ですが良作アニメメダロットの続編の『メダロット魂』を思い出したりもしました。前作の雰囲気を変えたヘビーな続編という意味でも。(メダロット魂私は好きです)
でも烈矢がボルゾイスクールを辞めたあたりからかな、雰囲気が一気に和んだと思うんですよね。烈矢が当初のクールなキャラと打って変わって天然大食いの萌えキャラと化すのもそうなんだけど、バトルを否定しないでも「自分の走り」を見つけ始めていく感じが良かったです。レツゴで大切なのは勝ち負けよりも何よりも「自分の走り」なので(無印からの流れ)
草薙兄弟と戦うときのマリナと烈矢のタッグやその後の豪樹兄貴とのコンビネーションも好き。この辺りから私の中でキャラ萌えのスイッチが入り出しました。
そして中盤の名古屋大阪九州〜サマーレース〜ボルゾイオープン2のあたりで完全に好きな作品になりました。ボルゾイオープン2すごく面白かった。今まで出会ったライバルたちの力を合わせて豪樹くんを送り出す感じがとても少年漫画でね…展開も熱くて良かったです。
そして、レツゴMAXといえばやはり大神マリナなのではないかなと思います。ライバル兼ヒロインという物語中大きなウェイトを占めるキャラクター。作中では誰も彼女の容姿について触れないけどビジュアル的にも魅力的だと思います。私も好き。
彼女の信念はずっと「父・大神博士の力を示すこと」で変わらないんだけど、当初は父のカタキくらいの勢いでボルゾイレーサーに向けていた矛先を、父本人に再会したことで父がライバル視する一文字博士と兄弟に向けられるようになったのがすごく悲しかった。
最初から「仲良しの友達」というキャラではなかったけれど、豪樹くんたちとの交流の中で態度も軟化してきて、いつもの仲間の1人という立ち位置からの終盤の敵対だったので……。彼女は一文字兄弟の「ライバル」なんだなと思わされましたね……。それと同時にやはり「ヒロイン」でもあるから父の呪縛から兄弟によって救われて欲しいと思ったり。やはり物語における要素が大きくて描写も濃かったので感情移入してしまいました。MAXお気に入りのキャラのひとりです。
ちまちま書いてると長くなっちゃうな(もう手遅れ)最終盤のネロくんとの戦いなのですが、50話51話…この2話がもうものすごくよかった。
まず50話のマリナの覚醒。
50話に至るまでにいろんなキャラが彼らなりに「ミニ四駆が好きだから」という理念のもと行動しているのがとても良くて。ミニ四駆が好きだからバトルではない楽しみを見つけて欲しいとマリナを諭して豪樹くんたちに想いを託し散ってゆく竜平くんと左京さまも、ミニ四駆が本当に好きになったからこそ本気で勝ちに行きたいマリナ(と草薙兄弟)も全部のキャラの行動が良かったですね…良かったしか言ってねえけど。
そんなマリナの単純な走りのみで一文字兄弟と競り合い、バトル抜きで大神のマシンの力を引き出すという大正解みたいな立ち回り…。このシーン本当に熱かったです。こんなレースが見たかったと感極まるファイターの実況もまた良いんだ。
そして、自分の走りを見つけたマリナを認める大神。無印では自分のマシンに手を加えられることを嫌っていた大神がマリナが育てたフェニックススティンガーを認めたっていう…無印であやふやに終わった大神の改心を描いたのもすごく良かったです。
最終話の51話なんですけど、ごめんこれラストのゴールが良すぎてですね…ラストのゴールが良すぎた以外の語彙を失いました。マジで良すぎ。
ブレイジングマックスとナックルブレイカーの背中を押してあげるように現れる壊れたはずのマックスブレイカーとシャドウブレイカーの幻。最高。
MAXだけじゃないんですがレツゴってマシンの乗り換えがすごく丁寧で、大抵ひどく壊れて修復不可能になったマシンの後継機として高性能の新マシンが作られるんだけど彼ら、速いからってホイホイ新マシンに乗り換えないんですよね。壊れた愛機がものすごく大切だから。この辺も「勝ち負けよりも大切なもの」とか「自分の走り」に関係する要素だと思ってレツゴの好きなところなんですが。
ミニ四駆だから意志を持ってるわけでも喋るわけでもないのに日々手を加えて大切にしてる相棒だからこそ、いずれのマシンの乗り換え回は毎回一筋縄ではいかない。MAXでも烈矢のシャドウブレイカー大破からのナックルブレイカー乗り換え回で泣きました。どちらも烈矢にとっては父との絆のようなマシンだし。
そんな熱い想いで乗り換えたはずの初期マシンが!ラスボスとの戦いで!最後の最後に!ゴールの手前で背中を押してくれる!!!オタクの大好物じゃないか!!!本当に最高でした。
このゴールを見られただけでもレツゴMAXを観た甲斐があったんだと。本当に良い演出。
ゴールした後差をつけたラスボスのはずのネロくんを豪樹くんも烈矢も完全に無視してお互いどちらが先にゴールしたのかということしか頭に無いのも良いですよね。バトルの力を見せつけてきたネロくんのディオマースを完全に速さで圧倒して気にも留めない兄弟。これ以上ないバトルの否定だと思う。最初から同じ土俵じゃなかったんだと。
ちょっと冷たいけど誰のこともライバルとは思ってなかった傲慢なネロくんの末路としてはキレイなんじゃないだろうか。誰のことも見てなかったから自分のことも見てもらえなかった。上ばかり見ていた彼も負けを経験したことで周りを見ることができたっていう…。傲慢さが破壊を招くってバベルの塔のモチーフ的にも合っているしね。
それにしてもこのシーンひとしも良いんだよ߹~߹ひとし、サマーレースといい地味ながらこのアニメに必要不可欠な良き凡人枠ですよね。ひとしがいてくれて本当によかった。完走するって素晴らしいことだ。母ちゃんかわいい。
しばらくラストレースのゴールのシーンを思い出して感動できるくらいには感情を揺さぶられました。観てよかった。最高の瞬間をありがとう爆走兄弟レッツ&ゴーMAX。
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